長距離ドライバーとして働いていると、「毎日家に帰りたい」「生活リズムを整えたい」「体への負担を減らしたい」と感じることがあります。
ただ、長距離を辞めたあとにどんな仕事を選べばいいのか分からず、転職先選びで迷う人も少なくありません。
大切なのは、今の不満だけを見るのではなく、転職後にどんな働き方をしたいのかを考えることです。
この記事では、長距離ドライバーから転職するときに考えたい仕事の選択肢と、自分に合った転職先の選び方を紹介します。
- 地場ドライバーへ転職する
- 中距離ドライバーへ転職する
- ルート配送ドライバーへ転職する
- 倉庫・構内作業の仕事へ転職する
- 配車・運行管理の仕事へ転職する
転職先を探す前に、自分が何を優先したいか整理したい方は、「トラックドライバーが転職先を探す前に整理しておきたい5つの希望条件」も参考にしてください。
転職後に後悔しないための注意点は、「トラックドライバーが転職で後悔する7つの原因と対策」で詳しく解説しています。
長距離ドライバーから転職するときに考えたいこと
長距離ドライバーとして働いていると、収入は高めでも、泊まり運行や長時間拘束、生活リズムの乱れが負担になることがあります。
「毎日家に帰りたい」「もう少し体の負担を減らしたい」「家族との時間を増やしたい」と考えて転職を検討する人も少なくありません。
長距離から転職するときは、単に今の仕事を辞めるのではなく、何を変えたいのかを明確にすることが大切です。
この記事では、長距離ドライバーから転職するときの仕事の選択肢と、自分に合った転職先の選び方を紹介します。
地場ドライバーへ転職する
長距離ドライバーから働き方を変えたい場合、まず候補になるのが地場ドライバーです。
地場配送は、長距離に比べて運行エリアが狭く、毎日家に帰りやすいのが大きなメリットです。家族との時間を増やしたい人や、泊まり運行を減らしたい人には向いています。
一方で、長距離よりも運行手当が少なくなり、年収が下がる可能性もあります。また、配送件数が多かったり、積み降ろし回数が増えたりする仕事もあります。
転職するときは、収入だけでなく、帰宅時間・配送件数・荷役作業・休日まで確認して、自分が求める働き方に合うかを判断しましょう。
中距離ドライバーへ転職する
長距離ほど遠くまで走りたくないものの、地場配送よりはある程度まとまった距離を走りたい人には、中距離ドライバーという選択肢があります。
中距離は、会社や運行内容によっては日帰りできることもあり、長距離より生活リズムを整えやすく、地場より収入を確保しやすい場合があります。
ただし、早朝出勤や夜間運行がある求人もあるため、「中距離なら必ず楽」とは限りません。
転職するときは、泊まり運行の有無、1日の走行距離、出発・帰着時間、月の運行回数を確認して、自分に合う働き方かを判断しましょう。
ルート配送ドライバーへ転職する
毎日の走るルートや配送先がある程度決まっている仕事を希望するなら、ルート配送ドライバーも候補になります。
ルート配送は、コンビニ・スーパー・飲食店・工場など決まった取引先を回る仕事が多く、長距離運行より予定を立てやすいのが特徴です。
一方で、配送件数が多かったり、納品時間が細かく決められていたりする仕事もあります。荷物の積み降ろし回数が多い求人もあるため、運転時間が短いから楽とは限りません。
転職するときは、1日の配送件数、荷物の種類、積み降ろし方法、勤務時間が固定かどうかを確認して、自分に合う仕事かを判断しましょう。
倉庫・構内作業の仕事へ転職する
長時間の運転そのものを負担に感じている場合は、倉庫作業や構内作業へ転職する方法もあります。
トラックドライバーとして働いてきた経験があれば、荷物の扱い方や物流の流れを理解していることが強みになる場合があります。フォークリフトの資格や経験があれば、さらに仕事の選択肢を広げやすくなります。
倉庫・構内作業は、長距離運行のような泊まりがなく、勤務地や勤務時間が比較的固定されやすい仕事もあります。
ただし、立ち仕事や荷物の持ち運びなど別の体力的負担があるため、仕事内容は事前に確認しましょう。運転を続けたいのか、物流業界の経験を活かしながら別の仕事へ移りたいのかを考えて選ぶことが大切です。
配車・運行管理の仕事へ転職する
長距離ドライバーとしての経験を活かしながら、運転以外の仕事へ移りたい場合は、配車や運行管理の仕事も候補になります。
ドライバーとして現場を経験している人は、道路状況や配送時間、荷待ち、ドライバー側の負担などを理解しているため、配車業務でその経験が役立つことがあります。
運行管理者の資格が必要な仕事もありますが、会社によっては入社後に資格取得を目指せる場合もあります。
ただし、配車や運行管理は、電話対応、スケジュール調整、トラブル対応、ドライバーとの連絡など、運転とは違う大変さがあります。現場経験を活かしながら、より管理側の仕事に興味がある人に向いています。
長距離を辞めるなら「何を変えたいか」で転職先を選ぼう
長距離ドライバーから転職するときは、「とにかく長距離を辞めたい」だけで転職先を決めるのではなく、今の働き方の何を変えたいのかを整理することが大切です。
毎日家に帰りたいなら地場やルート配送、収入をある程度維持しながら距離を短くしたいなら中距離、運転そのものを減らしたいなら倉庫・構内作業や配車・運行管理など、選択肢はいくつもあります。
それぞれの仕事にはメリットと大変さがあります。今の不満だけでなく、これからどんな生活をしたいか、どんな働き方なら続けやすいかまで考えて転職先を選びましょう。

